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コウモリにお困りですか?
街中で見かけるコウモリはアブラコウモリという種類で戸建て住宅やビルなどの家屋やビル、工場、倉庫などの人の生活の身近なエリアをすみかとするコウモリです。
市街地を中心に平野部に広く分布し人家のない山間部などにはほとんど棲息していません。
1.5cm ほどの隙間があれば出入りすることができ、家屋の瓦の下、壁の隙間、戸袋の中、天井裏、換気口、シャッターボックスの中などの建物の隙間を主なねぐらとします。
日本では最も身近なコウモリであると言えます。その習性から、別名イエコウモリとも呼ばれることがあります。
大きさは、はねを広げた状態で約12~15cm(算数で使った三角定規くらいのイメージ)、丸まった状態で約4~6cm(潰したピンポン玉くらい)、体毛は黒褐色から暗灰褐色。
成獣のオスは1羽で暮らすことが比較的多く成獣のメスと幼獣で暮らすことが多く、幼獣を含むメスの繁殖集団では30-50羽、200羽以上になることも良くあります。
家の外に大量のフンが落ちていたらメスの集団となりますので今後さらに増えていく可能性があります。
夜行性で、昼間はねぐらで休み、日没近くから夜間に飛び回ります。
早いと日の入りの10分前くらいからねぐらから出始めますので侵入ポイントがわかればそこをチェックしていると出入りを確認することができます。
但し雨天や雷などの日は出てこないことが多いです。
河川や田畑・駐車場などのオープンスペース、あるいは街灯の近くなどを、不規則に飛び回り、カ、ユスリカ、ヨコバイなどの小型昆虫類やウンカなどの甲虫などの飛翔昆虫を捕食します。
11月の中ごろから冬眠に入り3月中下旬に冬眠から覚め、活動を開始します。
冬眠期間中でも、暖かい日には飛翔する姿が見られることもあります。
また建物内で冬眠しているコウモリが冬場の暖房で温められて冬眠から覚めることがあります。
冬眠期なのにコウモリが部屋の中を飛びまわって困るなどの冬場のご相談があります。
メスは満1歳から出産し、6月中旬に約3羽の仔を産み30日程度で離乳して巣立ちます。
害虫を捕食するため、アブラコウモリには益獣としての側面があります。
そのため鳥獣保護法により守られているため駆除などは禁じられています。
一方、集団性があり人家を住処とすることもあって、糞や尿による蓄積や落下汚染やそれに伴う臭い、ダニの発生や夜間の騒音や部屋の中を飛びまわるなど、穏やかな生活を阻害し多大な被害が起こるため害獣では?とみなされることがあります。近年、このような苦情は増加傾向にあります。
コウモリは「鳥獣保護管理法」という法律によって
保護対象とされている野生鳥獣
鳥獣保護管理法とは
この法律の正しい名前は以下のようなものです。
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
この鳥獣保護管理法の目的は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること」とされています。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
鳥獣保護管理法においては、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施、猟具の使用に係る危険の予防により、生物多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを目的として、鳥獣の捕獲等の規制、鳥獣捕獲等事業の認定、狩猟制度等に関する事項を規定されています。
(参照「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の概要」)。
簡単にいうと、ニホンアシカ・アザラシ5種・ジュゴン以外の海棲哺乳類、いえねずみ類3種以外の野生動物は、勝手に狩猟・保護してはいけませんということです。勝手に指定されている野生動物を捕獲し、飼育すると生態系が乱れて、絶滅したります。そうすると、私たちの生活や健康などに影響がでる可能性があるので、法律で守られているのです。
法律で守られている以上は無断で捕獲したり、飼育したりすると罰則や罰金が科せられます。
鳥獣保護法においては,鳥獣を狩猟鳥獣とそれ以外の鳥獣(以下保護鳥獣)とに区分し,後者については,その捕獲(殺傷を含む.以下も同様)を原則として禁止し,これに違反. する者は 1年以下の懲役または 5 0 万円以下の罰金に処することとしている
野生だからと言って捕まえると法律違反になるので気をつけましょう。
自分で何とかできないかな?
もし家に棲みつかれた時の対処方法は?
さまざまな被害や危険性があることを考えると、アブラコウモリに棲みつかれたら速やかに対処をしたいですね。
しかし鳥獣保護法の対象となっているため、許可なく勝手に駆除することはできません。
自分で何とかしたい…そう思われる方も多いのではないでしょうか?
インターネットに出回る情報に惑わされないで!
インターネットにあふれる情報の中にはたまたまうまくいった事例やまったく効果がない事例、逆効果な事例などたくさん出回っています。
悪化して結局プロに相談…ってことにならないよう情報を精査しましょう。
●万能ではない忌避剤メリットデメリット
使用方法によっては逆効果!
●バルサンは殺虫剤です。
●磁石
●キラキラテープ
●天敵の模型
・・・etc
その効果に裏付けがないものが多く出回っています。
さらに生き物相手なのでその家その建物で状況が大きく変わりますので鵜呑みにせずプロにご相談下さい。
プロの処理方法
狭い隙間をぬって家屋に侵入するコウモリ
保護鳥獣ということもあり追出ししてから処理します
あらゆる隙間に戻らないよう先に処理することも大切です
01
戻りの可能性のある隙間の封鎖
コウモリを処理する上で大切なことは今、被害のない隙間でも侵入できるような隙間を予め処理すること
追出し口を残しておくことも大切です
通気性の必要な箇所には通気性のとれる資材を使用します
02
追出し処理
営巣しているコウモリを追出します
これをしないで封鎖するとコウモリが部屋の中に出てきたり、死んだりします
03
追出し口の封鎖
コウモリの追出した後、追出し口を封鎖してコウモリが戻れないように処理します
04
清掃及び消毒
天井などに蓄積するフンの除去や消毒を実施します
処理費の要素
建物の構造や被害状況、足場や高所作業車などが必要かなど
により処理費が大きく変わります